販売促進には売上分析も欠かせませんが、BIツールを活用すれば、効率的に売上分析が可能となります。
BIツールで可能になるデータ分析
BIツールの活用ポイントは、非定型分析とも言えます。
「どの商品の売上が伸びないのか?」「この商品を購入しない客は、どのような層なのか?」「顧客は、どの商品をよく購入しているのか?」などの疑問に答える形で明細データを追いかけていくように活用します。
また、売上データ分析には、商品販売データ、POSレジデータなどの「商品データ」、顧客管理システムのデータ、会計システムの得意先元帳などの「顧客データ」、財務会計システムデータの3つの要素をセットで分析していくことが大事です。
BIツールの活用方法
商品管理システム・顧客管理システム・財務会計システム、各々別システムで、各々異なるサーバーからデータを集めて分析する必要があります。 このようなときにも、BIツールが活用できます。
売上予測には、日々変動する為替や需要が、全体の利益や売り上げにどのように影響を与えるか把握することも大事です。 「円が上がったら」「逆にドルが上がったら」「1円変動したらどうなるか」などのケースごとの分析も、BIツールなら素早く行うことができます。
売上分析でも、目的に応じて、いくつかのBIツールから選択することができます。
例えば、いかに素早くタイムリーに問題の兆候を発見できるかを目標とするのなら、売上の履歴データなどから、そのパフォーマンスを計測し、監視するレポーティングツールがあります。 これにより、販売活動に何がしかの異常が生じた場合、すぐさま状況の評価と分析を行い、手遅れになる前に対処して修正ができます。
販売活動に何がしか問題が生じた場合、問題点を分析し、修正するための意思決定を行う必要がある際はOLAP分析ツールが活用できます。 問題点の分析・検証を的確に行ってくれます。
問題に対する対処のヒントを得るためには、データマイニングツールが役立ちます。 クロス分析、相関分析、回帰分析などの手法により、様々なデータから、利用できる未知の関係・傾向などを探してくれます。